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精油のブレンド実践
ブレンドについてのアロマテラピー解説。
たびたび説明していますが、アロマオイルの香りには、
トップノート、ミドルノート、ベースノートがあります。
各アロマオイルが、このノートにぴったり当てはまるわけではなくて、
トップからミドルの間、ミドルからベースの間もあります。
この分類は感覚的な要素が大きく、人によって違いもあります。
症状に対するのブレンドレシピとは
ここからが本題。
ラベンダー○滴、ローズマリー○滴など症状に合わせた具体的なレシピが知りたい、
という方は多いでしょう。
どのような販売店も薬事の面から、症状に対しての使用を謳うことはできず、
その責任も負えませんが、ブレンドに関しては単純なのです。
体へのアロマテラピーは、ルームスプレー作りのように、多量のアロマオイルを使いません。
肩こり腰痛対策の場合、キャリアオイルをベースに、アロマオイルを1%以下に希釈して
マッサージオイルを作ります。
例えば、ラベンダーとローズマリーの2種類を使う場合。
1回のキャリアオイルの量は20mlとすると、アロマオイルの量は合計4滴となります。
このケースの場合、レシピは、
ラベンダー3滴+ローズマリー1滴 =合計4滴
ラベンダー2滴+ローズマリー2滴 =合計4滴
ラベンダー1滴+ローズマリー3滴 =合計4滴
上記のいずれかになります。
アロマオイルさえ決まれば、このパターンからブレンドすればよいのです。
使用するアロマオイルが増えると組み合わせは複雑になりますが、
精油1%のルールは変わりません。
アロマオイルをもう1種類増やすとすると、
ブレンドの滴数は1種類のみ2滴、その他は1滴になります。
例えば、ラベンダー+ローズマリー+マージョラムの場合。
ラベンダー2滴+ローズマリー1滴+マージョラム1滴 =合計4滴
ラベンダー1滴+ローズマリー2滴+マージョラム1滴 =合計4滴
ラベンダー1滴+ローズマリー1滴+マージョラム2滴 =合計4滴
上記のいずれかになります。
テレビや本、知人からの情報で、例えば、
ラベンダー3滴とローズマリー1滴の組み合わせが紹介されることがありますが、
ブレンドに正解はありません。
ブレンドを調整しながら、好みの香りや使用後の状態などを
体感していくところがアロマテラピーの醍醐味といえます。
天然成分は均一ではありません。
アロマテラピーで使用するアロマオイルは植物からの抽出物のため、
成分は気候などで変動し、化学合成品のように均一ではありません。
○○の症状に対して、○○の精油がよいという根拠はあるのですが、
好みの香り作りは別として、症状に対してのブレンドについては、
○○3滴+○○1滴のように断定するのは難しいところです。
アロマオイルのブレンドを楽しみながら、コツコツ試していきましょう。
知識を一歩深めるだけでも、アロマテラピーが一段と実用的になります。
アロマオイルのブレンド解説はこちら
アロマオイルの豆知識 解説 > アロマオイル効能 症状に対するブレンド
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