なんとか無事到着!
出発前は日程が合うかヒヤヒヤでした。 カモミールの刈り取りは1日強で終わりますし、雨が降ったら延期になるからです。 天候不順で1日遅れましたが、当日はきれいな晴天になりました。
岐阜県大垣市にある友江駅に到着。 なんと無人駅でした。これは期待できます。
畑1面カモミール!
カモミール畑は駅から徒歩5分もかからない場所にありました。この日は風が心地よく、ふんわりとカモミールの香りが漂ってきます。
作業は午前7時から行われ、到着したころにはかなりの量が刈り取られていました。大垣南営南組合の方が10名ほどで作業されています。
刈り取りは手作業です!
カモミールの刈り取りは全て手作業で行われます。
作業をされている方に話をお伺いしたところ、午前中が仕事がはかどるとのこと。午後になると、暑さと疲れから作業ペースが落ちていくそうです。
栽培後の行方
刈り取られたカモミールは、水分が11%以下になるまで天干しされます。その後、ハウスに移動、3cm以下にカットし、袋詰めを終えた7月頃に、長野県のカミツレ研究所に送られます。最終的には石けん、化粧水、入浴剤といった製品の成分となります。
ハウス内での作業はサウナ状態になってしまうため、気温の低い早朝から行われるようです。
カモミールの開花
毎年、4月28日ごろからゴールデンウィークにかけてカモミールは満開になります。近年、温暖化の影響で開花が早くなっています。土が乾燥すると草丈は短くなり、収量が減ってしまうそうです。
農薬を使わない有機栽培が行われ、畑は土地が痩せないよう毎年ローテーションされています。
取材を終え
畑1面に広がり、風に揺られるカモミールには和まされました。大垣南営農組合の組合長さんにはカモミールの栽培や刈り取りに詳しく解説していただき、大変貴重な機会を与えていただきました。大垣市農林課の職員の方から、同じく見学に見えていた香水メーカーの方を紹介していただいたり、帰り際、昼休憩にはいる組合員の方が声をかけてくださりいろいろ説明してくれました。関係者の皆様、本当にありがとうございました。
自然だけではなく、人とのふれあいがうれしい今回の取材でした。 |