アロマオイル 通販 TOP > 南フランス・グラースの旅
南フランスのグラースは香料のメッカと言われています。
18世紀より香水産業が盛んになり、当時はかなり好況だったといわれます。
映画(小説)
「パフューム ある人殺しの物語」で、主人公が調香技術を学ぶために向かうのがグラースです。
この頃の香水は、なめし革の手袋のにおいを消すための香料として、大ブームとなっていました。
しかし、時代は変わります。
皮革産業の衰退と共に、このブームも終焉を迎えます。
香水人気に支えられ、香料産業は残りますが、グラースでも多くの工場が閉鎖したといわれています。
それでも、グラースが香水・香料の最も重要地な地といえるのは今日でも変わりません。
今では3社の香水工場が見学できるようになっており、観光客にも人気のスポットとなっています。
グラースの風景は典型的な南仏の田舎街並。どこを見渡しても絵になります。
多くの可愛らしいショップが並びます。ショップ前のラベンダーや蒸留器などが目を惹きます。
今回訪れたのが、フラゴナールの香水工場。
博物館、ブティックは撮影禁止ですが、 運よくガイドしてもらうことができましたので、
その最中のみ撮影できました。
たくさんの古い蒸留器が展示されています。 |
香水ができるまでの過程。 |
さまざまな香りが試香できます。 |
冷浸法。繊細な花の香りを油に吸収。 |
緻密な調香。ここは立ち入り禁止です。 |
製造したらもちろん販売。ブティックへの道。 |
なかなか貴重な体験でした。
製造過程の写真は、念のため控えておきます。
歴史を感じるグラースは時間がゆっくりと流れる小さな街です。
この地を訪れる前に、旅行者の体験を調べていたところ、
「興味を惹かれるものが特に何にもなかった。」との感想をいくつか見かけました。
確かに香り関係にさっぱり興味がないとすると、そう感じる のかもしれません。
個人的にはずっと行きたいと思っていた土地なので、灌漑深い思い出となりました。
各国から観光客が集まるひっそり人気のグラース。
そういえばこの日、日本人観光客を見かけませんでした。
中国人はたくさんいましたが、それはロンドンやニースでも同じように感じたことです。
現地の人に尋ねてみると、うまく伝わらなかったのか、
「日本人も中国人も本当にたくさんいるね!」との返答。
恐らくみんな同じように見えるんでしょうね。
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